ぐるぐる考える40代のリアル
社会人17年目(たぶん)が終わろうとしている。もう正しい数字もよくわからない。新卒で入社し、2回の産休・育休を経て、同じ会社にずっと勤め上げている。気がつけば、周りからは「結構珍しい部類」と言われるキャリアになってきた。
肩書きは、フルタイムのワーキングマザー。
朝のルーティンは戦いだ。中学受験を控えた息子のために漢字ドリルをコピーし、自分のためのコーヒーを淹れながら、2歳と11歳のための朝ごはんを作る。前日の洗濯物を片付けつつ、保育園でトイトレが始まった2歳児の着替え用パンツをバッグに滑り込ませる。子どもたちを送り出したら、間髪入れずにPCを開いて勤務開始だ。
リモートワークの恩恵を噛み締めながら、昼休みには近くのスーパー「オオゼキ」へ夕飯のおかずを買いに走る。作り置きやデリバリーは長続きせず、結局週に3〜4回はスーパーに足を運んでいる。15分ほどで買い物を済ませ、一人でマーラータンの3辛を急いですすって帰宅し、また仕事に戻る。
ちなみに、掃除は思い切ってサボることにしている。
夜はお迎え、夕食、そして難関の「お風呂」。2歳児を湯船に連れて行くために、1時間近く「ねえ、お風呂入ろうよぉ〜」と言い続けるのが日課だ。その後は宿題を見たり、みんなでテレビを囲んだり、絵本を読んだり。文字にすれば、間違いなく幸せな団欒のひとときを過ごしてはいる。
はいる、のだが。
アイドルオタクとしての推し活も、そこそこのエンタメも楽しんでいる。子どもたちだって最高にかわいい。
なのに、週5日フルタイムで働いていると、日常に「隙間」がなさすぎるのだ。
ふと朝9時のオフィスで、「あれ、私の人生、このまま終わっちまうんじゃね……?」という不安が頭をよぎるようになってきた。今の仕事は好きだし、今更フリーランスになる勇気もない(何より自分は組織に向いている)。「世の中全体が週休3日になってくれないかな」などと、実現性のない妄想に逃げたりもする。
あと10年踏ん張って、「50歳から本気を出して遊ぶ」を目標に据えるのが現実的なのだろうか。美術館巡り、旅行、図書館で過ごす時間、おしゃれや美容。これまで後回しにしてきた「やりたいこと」に、いつか時間を忘れて没頭してみたい。その時は、ちょっとした仕事をして、家もちゃんと掃除して。
だけど、「これ、まだ気力も体力もある40代のうちにやっておいた方がいいんじゃね?」という本音も、どうしても頭を離れない。
別に、この話に劇的なオチがあるわけではない。
正解のない問いを頭の中でぐるぐるとループさせながら、私は今日も、ただ一所懸命に生きている。